多くの方が映画の後も残って参加してくださり、活発に質問や意見交流などもあり、短い時間でしたが、とてもよい時を持てたと思っています。
スタッフの方の「障がいを持った人たちの社会参加を妨げている一番は、偏見です。私たちのグループホームを作る際にも地元の反対があります」という言葉は、私たちの社会への問題提起であったと思っています。反対でないまでも、障がい者が働くこと、自立すること、社会の中で生きていくことに無関心になっていないだろうか。私自身自問してしまいました。
マザーテレサはかつて、「愛情の反対は憎しみではなく、無関心です」と言いました。知らないこと。関心を持たないことは実は、間接的にいまの社会を変えていく妨げているのかもしれませんね。
もちろん、障がい者福祉に対する貧弱な政策も変えていかなければなりません。自立支援法に代わる障害者総合福祉法の早期実施と、障害者基本法の精神の完全実施が求められます。
5月20日〜26日には「共生 こころのひだまり映画祭」を深谷シネマとその周辺で開き、障がいのあるなしに関わらず、生きづらさを抱えたひとが集うフェスティバルを開く予定です。実行委員を募集しております。ぜひいっしょに作りませんか。 深谷シネマ理事 北川